2019年1月17日 第3号

 今秋実施される連邦総選挙へ元新民主党(NDP)議員スベンド・ロビンソン氏が出馬する意向を15日公式に発表した。

 ロビンソン氏は1979年に当時のブリティッシュ・コロンビア(BC)州バーナビー選挙区で初当選して以降25年間議員として活動したが、2004年にオークションに出品された指輪を盗難したことを認め辞職した。その後1度2006年に出馬したが落選。以降、政界から引退していた。

 しかし今回13年の時を経て再び出馬することを決意したと、この日の記者会見で語った。盗難については「ひどい間違いを犯した」と自ら切り出し、当時は精神疾患と闘っていたことを検察も裁判官も認めてくれたと語った。

 自らの過ちで一度は議員を辞職したが、現在バーナビーで問題となっている環境と住宅問題に立ち向かいたいと出馬を決意したと語った。近々NDPの候補者として発表される予定だという。BC州バーナビー・ノース-シーモア選挙区からの立候補を予定している。

 バーナビーといえば、キンダーモーガン社のトランスマウンテンパイプライン拡張工事計画のバーナビーターミナルがある選挙区で、NDPは計画に反対を表明している。計画を推し進める自由党のテリー・ビーチ議員への挑戦となる。またバーナビー・サウス選挙区ではNDPジャグミード・シング党首が補欠選挙への立候補を表明している。

 

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