2019年1月10日 第2号

 今月20日には、北南米大陸を中心に皆既月食が観測できる。

 地球の周りを楕円軌道を描いて周回している月は、地心距離(月と地球の距離)が常に変動している。また月の満ち欠けはこれとは別に、月と地球、そして太陽の位置関係によって決まってくる。今月20日には、月が近地点に到達するのと同時に満月になる。さらにそのタイミングで月食が起こるため、天文関係者の間ではスーパー月食と呼ばれている。

 距離が近いということは、月がより明るく、また大きく見えることを意味する。この時の満月は、地球からの距離が最も離れた時の満月に比べ30パーセント明るく、また見かけの大きさ(視直径)で14パーセントほど大きく見える。

 

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