2019年1月1日 第1号
ブリティッシュ・コロンビア州メトロバンクーバー地区の公共交通機関を運営するトランスリンクは12月13日、無料Wi-Fiの導入計画を公表した。
それによると、同交通機関の利用客から寄せられる要望のうちでも、無料Wi-Fiに関するものが多いという。これを受けトランスリンクは、通信会社大手のショー・テレコミュニケーションズと共同で、交通機関内のWi-Fiネットワークの導入を進めることを決めた。またその設備投資によって、運賃や税金が値上げされることはないと、トランスリンクは明言している。
またショー・コミュニケーションズも、公共交通機関でのWi-Fi提供により、利用客がシームレスに家族や友人、コミュニティとのつながりを維持できるようになるとコメントしている。なお、このWi-Fiを利用するために、ショー・コミュニケーションズに登録する必要はない。
Wi-Fiシステムの設計は2019年から始まり、試験運用も2019年中に開始される予定。2020年にはスカイトレインとバスで運用が開始され、2025年にはトランスリンクが運用するすべての交通機関で利用可能となる予定。
トランスリンクの利用客は、1日あたり約50万人となっている。