2018年11月15日 第46号

 カナダポスト労働組合(CUPW)によるストライキは今週4週目に突入した。13日には朝からオンタリオ州トロントで再開、同州スカボローの配達センターでもストライキが始まった。

 一方、9日夜から実施されていたブリティッシュ・コロンビア州リッチモンド市のパシフィック配達センターでは13日の朝に終了。通常業務に戻ったとカナダポストウェブサイトで発表した。

 トロントとバンクーバーは、カナダに集まる郵便物や小包の2大集配センターがあり、ここの機能が停止するとカナダ全体の配達サービスが大幅に遅れることになる。

 ストライキは10月22日から始まり、24時間の交代制で全国各地で実施されている。そのため集配が完全に止まることはないが、配達などに大きな遅れが出るとカナダポスト、労働組合ともに国民に発表している。

 先週にはジャスティン・トルドー首相がストライキについて言及したが、具体的な措置については触れなかった。

 現在もカナダポスト、労働組合の話し合いは続いているが、依然として両者主張は隔たりが大きく、歩み寄る姿勢を見せていない。

 労働組合によるストライキはまだまだ続くとみられている。

 

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