2018年11月8日 第45号

 ケベック州モントリオールの旧市街で4日午後、観光用一頭立て馬車をひいていた馬が、道端に倒れ込み、そのまま死亡した。

 場所はオールド・モントリオールのセント・ジョン通り。石畳の道の上に倒れ、毛布を掛けられている馬の様子を撮った画像が、観光馬車に反対する団体により、ネット上で公開されている。倒れる前、馬はせき込んでいたという。また動物虐待防止協会(SPCA)が、この事故の調査に乗り出した。

 観光馬車が関係する事故は、この4年間の間に少なくとも4件が報告されている。

 今回の事故を受けてバレリー・プランテ・モントリオール市長は5日、観光馬車全面禁止の必要性を今までになく強く感じたと、取材に答えている。同市は6月に、その全面禁止を2019年末までに完了することを公表していた。ただ今回の事故によっても、その時期が早まることはないと、プランテ市長は付け加えていた。

 

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