2018年10月25日 第43号
17日より解禁になった、合法マリファナの販売。アルバータ州エドモントン市のマリファナ販売店には当日、いち早く合法マリファナを手に入れようとする人が開店前から行列をつくっていたが、同市に住むエリーナ・チルズちゃん(9歳)は、その行列の人々に、少女らの啓蒙活動を行う非営利団体への寄付用のクッキーを売り歩いた。
チルズちゃんが売ったクッキーは、彼女自身もメンバーである、ガール・ガイド・カナダを支援するためのもの。この団体は、5歳から17歳までの少女を対象に、様々な活動を提供してその育成に貢献することを目的としており、カナダ全国で9万5千人の会員を擁する。
いつもはこのクッキーを彼女と自宅近所で売り歩いている父親のショーン・チルドさんによると、その売上はいつも芳しいものではなかったし、ある時などエリーナちゃんは居合わせた犬に噛まれたこともあったという。
そんな時、ショーンさんはマリファナ合法化の初日にできる行列で売ることを、その前日に思いついた。そしてこの機会に、マリファナについて親子で話すこともできたと語っている。
当日、チルズちゃんは1時間も立たないうちに、持って行った30箱のクッキーを売り切った。