2018年10月11日 第41号

 秋が近づき、キノコ狩りに精を出す人が増えてきた。ブリティッシュ・コロンビア州バンクーバーに住むオリヤ・クシアルーワさんとデビッド・スワブさんも、そんな夫婦だ。

 4日午後、二人はノースバンクーバーとスコーミッシュの間のシートゥースカイ・ハイウェイ脇の山の斜面で、キノコ狩りをしていた。先行するクシアルーワさんは、背後でスワブさんが叫び後戻りしているのを見て、何かに刺されたか、クマでも目撃したのかと思ったと、のちに取材に話している。

 スワブさんのあとを追いかけたクシアルーワさん、下生えの下をよく見るように彼から言われ、目を凝らしてみると、なんとも巨大なキノコがあるのに気がついた。

 次の瞬間、大声で笑い始めた二人。それは重さ2・92キログラム、傘の直径が36センチメートルになる、イタリア料理によく用いられるポルチーニ茸だった。クシアルーワさんが両手でかかげた、この巨大キノコの写真を見ると、虫食いの穴などもなく、とてもきれいな状態だ。「こんなことは、滅多にない」と興奮を隠しきれないクシアルーワさん。

 頻繁にキノコ狩りに出かける彼女によると、今年はキノコの当たり年らしい。雨が降るたびにキノコが顔を出し、彼女の家の冷蔵庫はすでに紙袋に入れられた様々なキノコで満杯になっているという。

 しかしキノコ狩りは常に毒キノコの誤採集の危険性を伴う。ところがクシアルーワさんは「キノコ狩りは、私にとって遺伝みたいなもの」と語る。彼女の祖母は、祖国ウクライナでキノコ採りの名人だった。その知識はクシアルーワさんの父、そして彼女自身へと着実に引き継がれてきた。子供のころからキノコ狩りに行くのがたまらなく好きだったというクシアルーワさん。結婚してもパートナーとともにキノコ狩りが続けられ幸せだと語っている。また、この巨大ポルチーニ茸の画像をウクライナにいる家族にも見せ、収穫を共に祝うつもりだ。

 その後乾燥させたこのポルチーニ茸を、クシアルーワさんはディルのよく効いたクリームソースで和え、マッシュポテトやピロシキ、ポレンタ(イタリア料理の、トウモロコシの粥)にかけて、サンクスギビングの連休の食卓を飾ったという。

 

 

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