2018年10月11日 第41号

 カナダ統計局は5日、9月の失業率が前月比で0・1パーセント改善し、5・9パーセントだったと発表した。

 就業者数は63000人増。ほとんどがパートタイムで80200人増、一方フルタイムは16900人減少した。

 地域別ではオンタリオ州とブリティッシュ・コロンビア州で増加、他の州ではほとんど変化がなかった。

 業種別では建設業が大きく伸び28000人増、その他では金融、保険、不動産、リース業で増加した。農業でも微増した。

 同日にカナダ統計局が報告した8月の貿易収支も黒字に転じている。今月24日にはカナダ銀行が今回のデータを基に金利を引き上げるのではないかと予想されている。

 主な地域別の失業率は以下の通り。

 BC州は前月比で1・1パーセント改善し4・2パーセント、オンタリオ州は就業者数が増加したが失業率は0・2パーセント悪化し5・9パーセント。ケベック州は0・3パーセント悪化し5・3パーセント、アルバータ州も0・3パーセント悪化の7・0パーセントだった。

 都市別では、BC州バンクーバーは前月比で0・2パーセント改善の4・5パーセント、ビクトリアは0・4パーセント改善して3・9パーセント、オンタリオ州トロントは6・1パーセントで前月と変わらず、ハミルトンは0・2パーセント悪化し5・2パーセント、ケベック州モントリオールは0・1パーセント上昇し6・1パーセント、アルバータ州カルガリーは8・2パーセントと変わらなかった。BC州のほとんどの都市で失業率が改善した。

 

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