2018年9月20日 第38号

 ブリティッシュ・コロンビア州で夏期間に採用されているデイライト・セービング・タイム制度、通称サマータイムを廃止する動きが始まっている。

 14日にブリティッシュ・コロンビア州市町村組合(UBCM)の代表がサマータイム廃止を提案することを賛成52・3パーセント、反対47・7パーセントの僅差で承認した。

 UBCMの決議では、サマータイムは現在のような連携した経済活動の中では不可欠な機能としての役割を果たさなくなっている、以前は経済的な効果があったが、現在ではサマータイム制度を維持することに費用がかかるようになったと廃止の理由を説明している。

 BC州内にはすでにサマータイムを廃止している町もある。州北東部のドーソンズ・クリークなどでは廃止している。

 今後UBCMはBC州政府にサマータイムを廃止し、一年を通して1つのタイムゾーンを実施するよう請願書を提出するとしている。今回の決議では、どの時間帯を採用するのかは提案されていない。

 BC州政府ジョン・ホーガン州首相は、州政府としては早急に答えを出さずに、他の地方自治体からも意見を聴くと語っている。

 

 

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