2018年8月2日 第31号

 カナダ最大の航空会社エアカナダが、フリークエントフライアープログラム(FFP)エアロプランの買収をエイミア社に7月25日に提示した。提示額は25億5千万ドル。

 今回の買収は、エアカナダとクレジット会社ビザ、TD銀行、CIBCの4社による提示。利用者に特典を与えるFFPなどのロイヤルティプログラムは、航空会社にとって重要な位置を占めている。エアカナダは、競争が激化する中、ロイヤルティプログラムが収益の拡大に役立つと説明している。

 エアロプランは1984年にエアカナダのFFPとして創設された。その後、2002年に別会社とし、2005年に完全子会社化、2011年にデータ分析会社エイミアとしてブランドの再構築を図った。

 エアロプランは長年CIBCのエアロゴールド・ビザと提携していたが、2013年に提携を解消、TD銀行と提携した。

 そして今年初めにはエアロプランとの提携解消を発表、独自のFFPを構築する計画を発表していた。

 今回の買収提示の期限は8月2日。買収が失敗に終わった場合は、独自FFPを構築すると発表している。

 

 

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