2018年8月2日 第31号

 ジャスティン・トルドー首相は7月30日にオンタリオ州トロント市で銃撃された被害者に花を供えた後、記者団に対応し拳銃規制について言及した。

 トルドー首相は、世界で実施されている銃規制などを参考にしてカナダにとって最適な方法を模索したいと語った。「政府は幅広く可能性を模索している。近視眼的な対策ではなく、長期的に見て最適な決定をしたい」と述べた。

 トロント市では銃犯罪による死亡事件が相次いでいる。今回犠牲になったのは、トロント市のギリシャタウンで知られるダンフォース通りで起きた銃撃事件。犯人はファイサル・フセイン容疑者29歳で、拳銃を同地区のレストランに向けて発砲。18歳の女性リーズ・ファルコンさんと10歳の女子ジュリアナ・コジスさんが死亡、13人が負傷した。

 フセイン容疑者は精神疾患だったという。そのため、銃規制をめぐる論争は、精神疾患患者への規制強化なども考慮する必要があるなどの意見も出ている。

 

 

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