2018年7月5日 第27号
ジャスティン・トルドー首相が7月1日、自身のセクハラ疑惑について自ら語った。カナダデーのこの日、サスカチワン州レジャイナを訪問中だったトルドー首相は、記者団にセクハラ疑惑について「(相手に)嫌な思いをさせるような行為」はなかったと語った。
これは2000年にブリティッシュ・コロンビア(BC)州クレストンで開催されたアバランチ・ファンデーションで起こった出来事について語ったもの。地元の記者が、当時28歳のBC州で教師をしていたトルドー首相にインタビューした時に、記者に「触った」という。
そのことについて、当時発行されていた地元紙クレストン・バレー・アドバンスに、そのことについて書かれた記事が残されている。
この件について、これまでトルドー首相は自ら語らなかったが、この日初めて答えた。トルドー首相は、「その日のクレストンのことはよく覚えている。あれは、雪崩への安全対策を支援するアバランチ・ファンデーションのイベントだった。その日は非常にいい時間を過ごした。嫌な思いをさせるような行為をしたことは全く記憶にない」と語った。
トルドー首相は1998年に弟を雪崩で失っていて、それ以降こうしたイベントに関わっているという。
この日の記者からの質問に対して、この件について答えたのはこの1回のみで、それ以上の質問は受け付けなかったとカナディアンプレスは伝えている。