2018年6月28日 第26号

 カナダ政府は24日、カナダ軍第一陣がマリ共和国ガオにある国連軍基地に到着したと発表した。ここで1年間平和維持活動に参加する。

 カナダ軍の主な任務は、マリの北部、中央部に駐留している国連軍兵士の医療避難の提供。8月までに約250人の兵士が到着、現在同地に駐留しているドイツ軍と交代する。医療避難用のヘリコプターとしてチヌック2機とグリフォン4機を使用する。

 自由党政権は、国連平和維持活動を再開すると約束したが、政権交代した2015年11月から2年以上も経っていることに批判の声が上がっている。

 しかし現在マリの状況は非常に不安定で、現状でマリにカナダ軍を送っても平和維持活動にすらならないのでは、と派兵に否定的な意見も出ている。

 

 

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