2018年6月28日 第26号

 カナダ政府がマリファナ合法化を10月17日からとすることを20日、発表した。ジャスティン・トルドー首相が明言した。

 翌日から国会が夏の休会となる前の最後の公式記者会見に臨んだトルドー首相は、マリファナの合法化が10月にずれ込んだことについて、各州政府から法整備などの時間がかかるため準備期間が必要との要望があったためと語った。

 マリファナ合法化を公約としていた自由党は、政権交代後2018年7月1日のマリファナ合法化を目指すとしていた。しかし上院での審議が難航したことや、州政府から性急すぎる合法化に疑問視する声が上がったため、7月1日の目標達成は難しいとの見方が大半を占めていた。それでも9月初めには合法化できるとの見通しをしていたが、結局10月にずれ込んだ。

 トルドー首相は合法化の理由をこれまで通り、闇市場への流れを断ち切り、犯罪者の資金源となることを食い止め、子供たちをマリファナから守るためと繰り返した。

 

 

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