2018年6月14日 第24号

 注目のオンタリオ州選挙は6月7日に投開票が実施され、進歩保守党(PC)が圧勝、次期州首相にダグ・フォード氏が決定した。

 選挙前の世論調査では、第3党だった新民主党(NDP)が勢いを増し、選挙日直前には支持率でPCを上回る勢いを見せていた。久々のNDP政権誕生の可能性も言われたが、ふたを開けてみると、PCの圧勝だった。

 今回型破りの選挙戦を繰り広げたフォード党首は、記者会見でも異例ぶりを発揮。従来なら負けた党首から党員に向けたメッセージを発するが、フォード党首は他党党首の会見を待たずに真っ先に勝利宣言。「全員で勝ち取った勝利。これから州民のためにさらに力を尽くす」と語った。

 第3党から政権奪取かと期待されたNDPは野党第1党となった。政権奪取が期待されただけに大きく議席を伸ばして躍進しても、喪失感が選挙党本部に漂っていたことは否めなかった。それでもアンドレア・ホーワス党首は「野党第一党としてPC政権にしっかりと意見を言っていく」と語った。

 一方で予想どおり自由党は大敗した。議席数はわずか7。自由党史上最悪の結果となった。オンタリオ州での公式政党8議席にも及ばなかった。すでに敗北宣言をしていたキャサリーン・ウィン党首にとっては党本部で今選挙中2度目の敗北宣言。「若い力にトーチを引き渡す」と大敗の責任を取って辞任することを発表した。ウィン党首本人は当選。議員をそのまま続けると語ったが、次の選挙まで残るかは疑問視されている。ただ公式政党にすら残れない議席数での辞職は厳しいとの声も上がっている。

 歴史的な選挙となった今回、もう一つの史上初があった。グリーン党が初当選を果たした。マイク・シュレイナー党首がグエルフ選挙区から当選。「歴史的な一歩だ」と当選後に支援者に語った。

 選挙結果は、進歩保守党(PC)が76議席、(得票率40・63パーセント)、NDP40議席(33・69パーセント)、自由党7議席(19・30パーセント)、グリーン党1議席(4・62パーセント)だった。

 

 

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