2018年5月31日 第22号

 ブリティッシュ・コロンビア州バンクーバーで、日本在来種のコガネムシ、マメコガネが発見された。アメリカには戦前からすでに移入していることが確認されており、『ジャパニーズ・ビートル』と呼ばれている。また、カナダでも東部ではその存在が確認されていたが、バンクーバーでは昨年7月に初めて確認された。

 マメコガネは、幼虫は根を、成虫は様々な農作物の花や葉を食い荒らすことで知られている害虫。天敵がほとんどいない北米では爆発的に増え、その被害がたびたび話題になっていた。

 今回発見されたのは、バンクーバーの中心フォールス・クリークのほか、チャイナタウンやマウント・プリーザント地区。カナダ食品検査局は、これらの地区から植物や土を持ち出さないよう指導している。また市役所では、これらの地区の9つの公園を含む公共緑地に駆除対策を行うとしている。

 

 

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