2018年4月26日 第17号
イギリス連邦首脳会議のため18日からイギリスを訪問していたジャスティン・トルドー首相に環境保護活動団体グリーンピースが抗議デモを行った。
トルドー首相がトランスマウンテン・パイプライン拡張工事を承認したことに対する抗議デモで、ロンドンのカナダ大使館前に大きなパイプラインのレプリカが設置された。
また大使館の建物外観の柱2本に大きく「クルドーオイル」と書いた垂れ幕を設置。「クルードオイル」と呼ばれるオイルサンドの名称をトルドー首相の名前ともじったものだ。
グリーンピース・イギリス代表は、タールサンドは地球上で最も汚れた化石燃料で石炭よりも悪い。パイプライン建設を承認しておいて、トルドーが世界の環境対策リーダーと自身を呼ぶなんてお笑い草でしかないと語った。パリ協定を軽視しているとしか思えないとも非難した。