2018年4月26日 第17号
ブリティッシュ・コロンビア大学(UBC)が、大学構内乗り入れのためのスカイトレイン延長に資金提供する意思があることを19日、発表した。
メトロバンクーバーでは現在、公共交通機関の充実が急速に進んでいる。なかでも列車の拡張は都市拡大に必須で、メトロバンクーバーの公共交通機関を管轄するトランスリンク社、州政府、メトロバンクーバー各都市が連携して資金確保を進めている。
現在計画が進行しているのは、サレー市のライトレイルトランジットとバンクーバー市のミレニアムライン延長。
今回のUBCの提案は、現在バンクーバー・コミュニティ・カレッジ(VCC)で止まっているミレニアムラインをアビュータスまで延長する計画を、そこからUBCキャンパスまで延ばし、その部分についてUBCが資金を提供するというもの。
スカイトレイン・ミレニアムラインは、当初の計画ではコマーシャルステーションからUBCまで延長する予定になっていた。しかし当時のUBCが資金提供を拒んだことやさまざまな理由から延長区間をアビュータスまでにとどめることに決まった。
今回のUBCの発表についてトランスリンク社は、UBCの決定には関心があるとしながらも、当面はアビュータスまでの延長計画を実行することに専念すると語り、ただ将来的にはUBCへの延長は検討されるだろうと語った。
現在の計画ではアビュータスまでの延長は2025年に完成予定で、UBCはそれから3年後の2028年にはUBCまでの延長を完成させたいとしている。