2018年3月22日 第12号

 インターネット上でチームを組み、敵チームと戦うオンラインゲームの世界選手権が、ブリティッシュ・コロンビア州バンクーバー市でこの夏に開催される。

 世界中で1千万人ものプレーヤーがいるといわれているオンラインゲーム、ドータ・ツー(Dota 2)。このゲームの選手権大会が始まったのは2011年で、ドイツ・ケルン市で毎夏開催されるゲーム・コンベンション、ゲームスコム(Gamescom)でのことだった。

 以降、米ワシントン州シアトル市のキーアリーナに場所を移し、毎年開催されてきたこの世界選手権は、同様のイベントの中で最大規模となっている。その賞金資金も増え続け、昨年は2400万ドルに達した。その結果、 優勝したヨーロッパのチーム、リキッド(Liquid)は1080万ドルを、2位の中国チーム、ニュービー(Newbee)は390万ドルの賞金を獲得している。また2015年には、バンクーバー市のプレーヤー、カーティス・リンさんが参加したチーム、邪悪な天才集団(Evil Geniuses)が660万ドルを獲得している。

 このような大会が、今年はバンクーバー市のロジャーズ・アリーナで開催されることが決まった。期間は8月20日から25日。ゲーム開発元で、世界選手権を主催するバルブ・コーポレーションは会場変更の理由を明らかにはしていないが、キーアリーナの改修工事スケジュールが影響したものとみられている。

 2種類のチケットー予選観戦用の『平日チケット』(125ドル。最初の4日間のみ使用可能)と、決勝を観戦できる『決勝チケット』(250ドル。最後の2日のみ使用可能)は、23日から販売開始となる。

 

 

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