2018年3月22日 第12号

 トロント動物園で飼育されていたパンダ4頭が5年の契約期間を終え、カルガリー動物園に引越しをする。18日はトロントでの最後のお披露目となり、来場者たちが別れを惜しんだ。

 2頭のパンダ、ダオ・マオとアル・シャンが中国からトロントにやって来たのは2013年。保守党スティーブン・ハーパー政権時代の、俗に言われる中国の「パンダ外交」であり、国際的な繁殖プログラムによるジャイアントパンダ保護計画の一環でもあった。

 その後、繁殖に成功したトロントで双子のパンダが2015年に誕生。ジア・パンパン、ジア・ユエユエと名付けられ、大人気となった。自由党ジャスティン・トルドー首相も訪れている。

 パンダは中国からの10年リース契約で、4頭は残りの5年をカルガリーで過ごす。カルガリー動物園では今年5月7日から一般公開する予定としている。

 

 

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