2018年3月8日 第10号
ブリティッシュ・コロンビア州バンクーバーで、新しいバイクシェアプログラムが始まった。同州バンクーバー市に本社を置くベロメトロ(VeloMetro)が、ビーモ(Veemo)として提供するプログラムは、まるで一人乗り乗用車のようなプラスチックボディで覆われた、電動アシスト付き三輪自転車。乗用車と同じくドアを閉めれば、中の人は外界から遮断され、風雨から守られる。
同プログラムは現在のところ試験運用をブリティッシュ・コロンビア大学キャンパスで行っている。5台の三輪自転車が導入され、同大学のスタッフと学生、また19歳以上の一般人ならば、コンピューターや携帯電話にダウンロードした専用アプリから登録することで利用が可能となる。現在のところメンバー料金などはなく、利用した時間に応じた料金を払うことになる。
LEDのヘッドライトにテールライト、上げ下げ可能なドアウィンドーなど、外見は全く乗用車のようだが、れっきとした自転車なので運転免許証は必要ない。自転車専用レーンを走行して、自転車が止められる場所なら、どこでも『駐輪』できる。
このプログラムは、大学キャンパスでの試験運用の結果をふまえ、バンクーバー中心部への展開を狙っている。また、この三輪自転車そのものの販売も予定されているという。