2018年2月1日 第5号
党首に続いて党会長も性的不適切行為で告発された。オンタリオ州進歩保守党(PC)の党会長を務めていたリック・ディクストラ氏は1月28日夜に突然ツイッターで辞職を表明した。
その後、カナダの雑誌マクリーンズが、ディクストラ氏が連邦保守党議員時代の2014年に、当時の若い保守党女性スタッフに性的暴行を加え、訴えられていたことを掲載した記事を発表した。マクリーンズによると、この女性は当時、オタワ警察にディクストラ氏に性的暴行を受けたことを訴えたという。
記事はさらに、当時の連邦保守党選挙対策幹部の中には、この事実を知りながら公表せずに2015年の選挙に立候補させていたことも明らかにしている。
結局、ディクストラ氏は総選挙で落選したものの、オンタリオ州PC党会長に就任した。
これでオンタリオPCは連邦保守党から州政府へと移ってきた2人が、保守党時代の性的不適切行為で辞任した。
連邦保守党アンドリュー・シェア党首は元保守党議員2人が告発されたことについて、現在の保守党では、こうした行為をした人物が保守党として二度と立候補することはないと語った。