2018年1月11日 第2号
カナダ人でアフガニスタンに5年間人質として捕らわれていたジョシュワ・ボイル(34)さんが、15件の罪に問われていることが明らかになった。2日にカナダ・ブロードキャスティング・コープ(CBC)が報じた。
報道によると、ボイルさんは暴行、性的暴行、監禁、脅迫などの罪に問われているという。事件を起こしたのは2017年10月14日から12月30日の間で、1月1日に裁判所に出廷。拘留されたまま3日にも出廷し、保釈請求の聴取の延期が告げられた。8日に再び出廷している。
ボイルさんは、2012年10月にアフガニスタンをアメリカ人の妻カイトランさんと旅行中に、タリバン系グループに誘拐された。昨年10月にアメリカ政府により救出された。しかし、以前にアメリカ軍に捕虜として捕らえられていたオマー・カーダルさんを支援していた経緯があることから、アメリカに入国することを拒否。カナダに帰国した。
帰国後の記者会見では、人質として捕らえられていた5年間に、妻カイトランさんが4人の子どもを出産したが、一番幼い一人が殺害され、妻も性的暴行を受けたと告白した。タリバンはこうした事実を否定している。
今回の件について、ボイルさんの代理人は、全ての罪状について否認していると語っている。
1月8日にも出廷している。