2017年12月14日 第50号

 カナダ唯一の大リーグ球団トロント・ブルージェイズを所有するカナダの通信大手ロジャーズ・コミュニケーションズが球団を売却する可能性について言及したと5日、ロイターが伝えた。

 ニューヨークのUBS投資家会議で同社CFOトニー・スタフィエリ氏が、球団と放映権の売却について言及したという。

 アメリカの経済雑誌フォーブスによると、ブルージェイズの価値は現在約13億米ドルで大リーグ30球団中16位。ロジャーズは2000年に80パーセントを買収、2004年に残りの20パーセントを買収した。また全試合の放映権も所有、本拠地のスカイドームの命名権を取得しロジャーズセンターと命名している。

 ブルージェイズは1977年に創設され、1992年、93年には、2年連続ワールドシリーズで優勝した。ただそれ以来優勝から遠ざかり、今季はプレーオフ進出を逃している。

 ロジャーズは、カナダで人気の高いナショナル・ホッケー・リーグ(NHL)と2013年に、12年間41億米ドル(52億加ドル)でテレビ・インターネットでの放映権を契約している。

 

 

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