2017年12月7日 第49号

 日本プロ野球から今オフに大リーグ入りを表明している日本人選手、大谷翔平選手の移籍先が注目されているが、12月3日、獲得に乗り出していたカナダ唯一の大リーグ球団トロント・ブルージェイズへの入団の可能性がなくなったことが明らかになった。同球団ゼネラル・マネージャーのロス・アトキンズ氏が、「次のラウンドに進めなかった」と明らかにしたことをカナダのスポーツ専門局スポーツネット電子版が伝えた。

 二刀流と呼ばれる投手としても打者としても活躍が期待できる大型選手だけに、大リーグ各球団が獲得に乗り出していた。

 ブルージェイズの2017年シーズンはプレーオフにも進めず、投手も打者も補強を必要としている。特に打者では主力だったバチスタ選手が抜けた穴を埋めるのが大命題となっている。

 またスポーツネットの親会社ロジャーズ・コミュニケーションズは11月30日、シーズン中ブルージェイズのコメンテーターを担当していたグレッグ・ゾーン氏との契約を打ち切ったと発表した。同局の複数の女性職員から「不適切な言動があった」として苦情が出ていたことを説明した。12月4日にはゾーン氏が代理人を通して謝罪声明を発表した。

 同氏はブルージェイズでもプレーしていたことがある元大リーガーで、2011年3月、コメンテーターとしてスポーツネットと契約した。ロジャーズ・コミュニケーションズはブルージェイズも所有している。

 

 

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