2017年11月23日 第47号

 カナダ統計局は21日、マリファナの経済効果を測るためのデータ収集を開始すると発表した。

 連邦政府が来年7月1日からマリファナ使用を合法化するのに合わせ、合法化前からデータ収集を開始。マリファナの使用・生産が違法な段階からデータを収集し、合法化された後にどれくらいの経済効果があるかの統計を取る。

 現在、国内のマリファナはブラックマーケットで70億ドルから100億ドルの価値があると試算されている。

 統計の中には経済効果だけでなく、使用量や一世帯がマリファナ購入にどれくらいの金額を費やしたか、などのデータも収集するとしている。

 同局によると、実際には違法マリファナで発生した収益などはすでにカナダの国内総生産のデータに組み込まれているという。こうしたことは特に珍しいことではなく、ヨーロッパの国々でも行われていると語っている。

 

 

読者の皆様へ

これまでバンクーバー新報をご愛読いただき、誠にありがとうございました。新聞発行は2020年4月をもちまして終了致しました。