2017年9月28日 第39号

 ノバスコシア州西端に近い町ウィモウス郊外の森で、大量のロブスターが廃棄されているのが見つかり、漁業海洋省が調査を進めている。

 ウィモウスがある第34ロブスター漁区域の漁期は11月の最後の月曜日から、翌年の5月末までと決められている。今は脱皮と繁殖の時期のため、ロブスター漁は控えなければならないと、地元漁師のジョディー・スミスさんは取材に説明している。

 廃棄されていた場所は地元で不法投棄が繰り返されている場所で、ロブスターの爪にはゴムバンドがかけられていた。また中には大きさが規定に満たない未熟なものや、メスが大量に混じっていたという。しかしロブスターの闇マーケットでは、違法なロブスターも取引されているという。ポンドあたり4ドルや5ドルでも、1日で500〜600匹を獲って取引に応じる密漁者はいたるところにいると、スミスさん。

 こうした密漁をなくすためには、当局がより効果的な取り締まりを行う必要があるとして、漁師らは海洋漁業省のビルの前でデモを繰り返すなどアピールを繰り返している。メディアの取材に対し同省は、森の中に投棄されたロブスターについて、どこで獲られたのかなど詳細を調査中だと答えている。

 

 

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