2017年9月21日 第38号

 オンタリオ州南西部、人口20万人を超える都市ウィンザーの公衆衛生局は、ウエストナイル熱が原因の死亡例が2件、今月初めに確認されたと発表した。

 ウエストナイル熱は、蚊によって運ばれるウエストナイルウイルスによる感染症。この地域で死者が出たのは、2012年以来5年ぶり。同衛生局は死亡者の詳細を明らかにはしていないが、この2人の間には関連性はないとしている。

 ウエストナイルウイルスに感染してもほとんどの人は発症しないが、気温が氷点下に下がるまでは、この感染症に対する注意が必要だと呼びかけている。9月2日の時点で、ウエストナイルウイルスの感染が確認、または可能性があると診断された患者はオンタリオ州に集中しており、37人となっている。そのほかでは、8月19日の段階でブリティッシュ・コロンビア州で一件確認されただけであり、それも発症してはいなかった。

 昨年カナダ全体で確認された感染者数は、104人だった。

 

 

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