2017年8月31日 第35号
アルバータ州のカルガリー空港が、身障者用駐車スペースを高級車専用スペースに変更したことで、かつてこのスペースを利用していた身障者の家族らから抗議を受けた。
メディアの取材に対し空港側は、このスペースを広告用として高級車レクサスのディーラーに分譲し、空港の収益を少しでも改善することが目的だったと説明している。その一方で、これから身障者スペースを同じ駐車場内に設定するプロセス中で、今回の件は悪いタイミングで起こってしまったと付け加えている。
この件がメディアで取り上げられてすぐに、広告主のレクサスは謝罪のコメントを発表、身障者用スペースが広告用にあてられるとは認識しておらず、空港側に速やかな対処を依頼したと説明している。また空港側も謝罪し、レクサス用スペースを身障者用に戻すとともに、今回のために新たに設けた身障者用スペースもそのままにするとコメントしている。