2017年8月24日 第34号

 アルバータ州カムローズのメアリー・グラムスさん(84歳)が、当時住んでいた同州アーミーナの家族農園で草取り中に、ダイヤモンドのエンゲージリングを失くしたのは2004年のことだった。そのことに気がついてすぐ、農園の隅から隅まで何時間も探したものの、見つけられなかった。その後も何日も探したのだが、結局指輪は出てこなかった。

 結婚前年の1951年からずっと、この指輪をしていたグラムスさん、夫のノーマンさんには紛失したことは伝えられなかった。そのかわり、こっそり似た指輪を購入してはめていたという。ただ息子にだけは事実を打ち明けていた。その後、夫婦はカムローズに引っ越したが、この家族農園は家族が所有、義理の娘が野菜を育てていた。

 たまたま彼女がニンジンを収穫していた時、形の悪いものが一本あった。最初は連れてきた犬に与えようかと思ったものの考え直し、家に持ち帰り洗ったところ、くびれた部分に指輪がはまっているのを見つけ、夫に知らせた。指輪紛失の一件を知っていた夫は、すぐさまグラムスさんに、電話でこの発見を伝えた。13年後に、それもニンジンにはさまる形で指輪が見つかったことを、にわかに信じることができなかったグラムスさん。しかし綺麗に洗った指輪をはめてみると、昔と変わらずぴったりと指に馴染んだという。

 ちなみにグラムスさんの夫は5年前に他界しており、この指輪にまつわる顛末を知る 会はなかった。

 

 

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