2017年8月17日 第33号

 連邦政府クリスティア・フリーランド外相は14日、北米自由貿易協定(NAFTA)交渉開始を16日に控え、カナダが重要視する10項目を発表した。

 労働基準の設定、性平等の権利、先住民の権利、専門職の自由往来、放送・出版など文化的な産業の保護、従来通り養鶏業や酪農業の保護、環境問題への配慮などを盛り込んだ。

 また「バイ・アメリカン」ルールの緩和や、投資家と政府の抗争解決過程の改善、ダンピングへの規制維持などが盛り込まれた。

 フリーランド外相は「カナダは自由貿易を広く推進している」と語り、ただカナダにとって不利なことがあってはならないし、「ウィン・ウィン」が望ましいと語った。

 

 

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