2017年7月27日 第30号

 アルバータ州エドモントンで18日から開催された全国州・準州首相会議の主要議題は、来年7月1日に迫った連邦政府によるマリファナ合法化への対策だった。

 自由党政権は昨年、選挙時から公約だったマリファナの合法化を来年7月1日に実施すると発表。それに向けての法整備を今年中に整え、準備している。

 その中で、多くの部分が州政府に一任されていることから、今回の州首相会議では州としてどのような対応が必要となるのかが話し合われた。

 連邦政府は、マリファナ使用年齢(連邦政府は18歳と設定)や販売許可、販売方法などは州政府が独自で設定できるとしている。その他、犯罪防止や若年層対策など課題は山積みで、連邦政府と協力して来年の解禁を迎えたいと改めて確認したと記者会見に臨んだアルバータ州レイチェル・ノッテリー州首相が語った。

 今回ブリティッシュ・コロンビア州から州首相が参加しなかったことについてノッテリー州首相は、18日が就任式だったことを考慮して理解できると語った。アルバータ州とBC州は同じ新民主党(NDP)政権ながらトランスマウンテン・パイプライン計画で、州の事情から正反対の立場を主張している。ノッテリー州首相はBCNDPのパイプライン計画撤回政策を声高に批判していたが、ホーガン新州首相と話し合うと語った。

 

 

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