2017年7月13日 第28号

 ブリティッシュ・コロンビア州バンクーバーとノースバンクーバーを結ぶライオンズ・ゲート橋を4日未明、高級車フェラーリで暴走した若者が警察に検挙され、車も押収された。

 この、推定価格25万ドルのフェラーリ458を運転していたのは22歳の青年。橋の制限速度60キロメートルのところ、彼は210キロメートルで橋を北方向に暴走。実に150キロメートルのスピード違反となる。交通取り締まりを行っていたウェスト・バンクーバー市警察が通報を受け、このフェラーリを検挙した。

 ところで、この青年がスピード違反で捕まったのは今回が初めてではない。3カ月ほど前にも、同じ橋の上を暴走し検挙されている。このため、BC州交通監督官(Superintendent of Motor Vhiecle)による審理がなされ、車の押収期間を通常1週間のところを、60日間とする決定が下された。

 さらに同市警察は追加の報告書を監督官に提出、免許停止の可否が検討されることになる。また、この監督官による免停措置は、通常の道交法違反による処罰とは関連なく行われる。

 ちなみにウェストバンクーバー市警察がスピード違反で押収した車は、今年に入り95台となっている。警察では、スピード違反はドライバー本人だけではなく、他の走行中の車も危険にさらすことになると警告している。

 

 

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