2017年7月13日 第28号

 カナダ統計局は7日、6月の就業者数は4万5300人増だったと発表した。予測されていた1万人増を大きく上回った。失業率も前月の6・6パーセントから6・5パーセントに改善した。

 3万7100人はパートタイムで、残りがフルタイム。好調だったのはサービス産業で、専門業、サイエンス、テクノロジー産業が大きく増加し、ヘルスケア、公的行政機関、宿泊業も好調だった。農業や製造業でも増加した。

 地域別ではケベック州とブリティッシュ・コロンビア州が好調で、オイル産業不況の影響で経済が低迷しているアルバータ州でも、失業率が0・4パーセント改善し7・4パーセントとなった。

 これで7カ月連続の雇用増加となる。雇用統計前にも、すでにカナダ銀行の金利引き上げが予想されていたが、今回の統計結果で今月の引き上げは確実ではとみられている。

 カナダ銀行は2015年に0・25パーセント引き下げを2回実施、現在は0・5パーセントを維持している。

 

 

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