2017年6月29日 第26号
オンタリオ州オタワ近郊の町、マニトックに住む男性が2200万ドルの宝くじに当たったが、そのほとんどをコミュニティのために使うと話している。
この男性は、1972年にイラクから移民してきたポール・ヒンドゥさん。たまたま、手持ちの50ドル札をくずすためにニューススタンドで宝くじを買ったのだが、14日に発表された当選番号を見たところ、自分の買ったくじだったことがわかった。
妻と2人で何度も確認しあったというヒンドゥさん。2人で新しい家や高級車の購入も考えたが、結局現在の家を改修するだけにしたという。また彼はオタワにある投資会社の上級副社長を務めているが、この仕事も続ける意向だ。
ここのコミュニティは、自分にとってかけがえのないものと話すヒンドゥさん。同夫妻は、このお金をコミュニティへの還元として、何かいいことに使いたいと取材に語っている。彼は今までにもオタワ地域がん基金をはじめ、数々の団体へ寄付を行ってきた。2012年にはエリザベス女王即位60周年記念勲章(ダイヤモンド・ジュビリー)を受章している。
宝くじの運営会社によると、宝くじ(ロト6/49)に当選する確率は、1400万分の1とのこと。