2017年6月29日 第26号

 ケベック州モントリオール市で23日、朝の通勤ラッシュ時間のバスで運転手が携帯電話でテキストメッセージを送っているところが、乗り合わせた16歳の乗客に撮影された。

 この16歳の少年の母親デブラ・マスターソンさんは、息子が撮ったこの動画を見て激怒、すぐさまモントリオール交通局に電話を2度かけたが、何の応答もなかったという。マスターソンさんから情報を受け取ったメディアが交通局に問い合わせても、この件についてはコメントできない、また調査が行われているかどうかについても明言を避けた。

 交通局いわく、懲戒処分の可能性もあるが、それはドライバーの勤務記録や当時の状況によるという。また処分のレベルは、文書による警告から、最大で停職処分だという。昨年はセントローレンス川をはさんでモントリオール市の対岸にある都市ロンゲールで、やはりバスの運転手が運転中にテキストメッセージを送っているところを見つかり、懲戒処分を受けている。

 ケベック州では運転中のテキストメッセージ送受信は道交法違反となる。摘発された場合の罰金は100ドルで、4点のデメリット・ポイントが付く。しかし警察官が直接摘発する必要があり、今回のような動画では罰金を科することはできないという。

 この状況に直面しマスターソンさんは、市民からの圧力がなければ交通局は何の責任も取らなくなると指摘、同じような動画を撮影した人がいたら、それを公開してほしいと呼び掛けている。

 

 

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