2017年6月22日 第25号

 オンタリオ州とアメリカ・ニューヨーク州にまたがるナイアガラの滝の上空で15日、米国人の空中曲芸師エレンディラ・ワレンダさんが、ヘリコプターからぶら下がる曲芸を披露した。

 ヘリコプターから吊り下げれられた輪に乗ったワレンダさんは、約10分の飛行時間中の8分間、様々な曲芸を繰り広げた。輪にひざだけや足の甲だけでぶら下がったりしたほか、輪から吊り下げられた特製のロープを歯でくわえ、それだけで宙づりになるパフォーマンスも敢行。当初の予定では、このパフォーマンスは約15秒ほどで1回だけ行うはずだったが、本人曰く、思った以上に調子が良かったので、もう1度、10秒ほどこの曲芸を繰り返した。

 上空の風は思ったよりもきつかったというワレンダさんだが、5歳から曲芸を行ってきた彼女は、今回も緊張はしなかったと語っている。彼女がパフォーマンスを行った高度は滝の上91メートル。5年前にはワレンダさんの夫で、やはり空中曲芸師のニック・ワレンダさんが同様の曲芸を行った時の高度76メートルを抜き、ギネス世界記録も更新した。

 ワレンダさんはパフォーマンス後メディアに対し、彼女のパフォーマンスを見た女性たちに、男性にできることなら、女性にもできる、それもより優雅に…ということを実感してもらいたいと話している。

 

 

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