2017年6月1日 第22号

 ブリティッシュ・コロンビア州バンクーバー市内の公園で、必要な許可を得ていなかったために、地元民のためのヨガクラスが中止に追い込まれた。

 この公園は、マウント・プリーザント地区にあるデュード・チリング(Dude Chilling)公園。

 ここで何年もの間、一日に2回のヨガクラスを開催してきたのは、デュード・チリング・ヨガ・グループ(Dude Chilling Yoga Collective)。クラスはすべてのレベルの参加者向けで、会費は無料。寄付を募るだけだった。

 市当局から、クラス継続のためには許可を得ることが必要と告げられた同グループは、そのフェイスブックで、ここ何年かの間は法的にグレーなエリアで活動を続けてきたが、所定の手続きに必要な組織を構成したり、申請料を支払ったりすることはできないため、残念ながらクラスを閉鎖すると宣言している。

 そもそも市営の公園は、個人のレクリエーション目的には制限がない。しかし当局のウェブサイトによると、たとえ無料であっても『組織だったレクリエーション活動』には、少なくとも4カ月前に申請し許可を取得、さらに保険にも加入する必要があるとされている。

 また、その例として、フィットネス・クラス、ブートキャンプ、水泳教室、犬のしつけ教室などのほか、ヨガ・クラスが挙げられている。さらにウェブサイトは、許可の審査はコミュニティの健全性、活動の安全性の目的から行われると説明している。

 

 

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