2017年4月27日 第17号

 ブリティッシュ・コロンビア州バンクーバーの公園で、針で縫い合わされたピザを犬が拾い、それ食べて負傷する事件が起こっている。

 場所は、同市のストラスコナ公園内の、放し飼いができるドッグラン・エリア。管理するバンクーバー市には、先週までに2件の事故が報告されている。

 一件目4日のことで、何かを噛んでいる犬の口から糸が垂れ下がっているのを不審に感じた飼い主が、すかさずそれを取り上げ、けがには至らなかった。飼い主によると、それは糸で縫い合わされたピザで、糸にはまだ針が何本もついた状態だったという。

 しかし18日に発生した2件目では、針を中に入れて丸められたピザを犬が飲み込んでいしまい、喉に刺さった針を取り除くために手術が必要だったという。

 この公園で今までこのような不審亊が起こったことはなかったと利用者は話しているが、殺鼠剤が放置されているのが発見されたこともあり、利用者らは連れてきた動物に十分注意すると、取材に答えていた。

 連絡を受けた動物愛護協会が捜査を開始、ピザが置かれていた同公園一帯を調べている。

 

 

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