2017年4月20日 第16号

 ニューファンドランド・ラブラドール州の北方にある港、セント・バルベを13日に出港したフェリーが24時間以上流氷に閉じ込められ、沿岸警備隊に救助された。

 このフェリーは、ニューファンドランド島北端近くの港、セント・バルべを13日朝に出航して、目の前のベル・アイル海峡の対岸にあるケベック州ブラン=サブロンを目指していた。

 普段だったら2時間弱で到着するルートだが、この日は海峡を埋め尽くしていた流氷に囲まれてしまい、身動きが取れなくなったしまった。沿岸警備隊が救助のために砕氷船を出動させたものの、機関の不調により失敗に終わった。

 フェリーを運航していたラブラドール・マリーン社によると、乗客70人の安全に問題はなく、また船内泊のためのキャビンや食料も足りていたという。沿岸警備隊の砕氷船は、丸1日過ぎた14日午後になって、ようやく同フェリーの救出に成功した。しかしイースター週末の連休前に起こったトラブルのため、多くの利用客の旅行プランに影響が出た。

 

 

読者の皆様へ

これまでバンクーバー新報をご愛読いただき、誠にありがとうございました。新聞発行は2020年4月をもちまして終了致しました。