2017年4月13日 第15号

 オンタリオ州オタワで8日、壊れたものを持ち込み修理してもらえるカフェが、試験的にオープンした。場所は同市中心部にある、市民の創作活動を支援するコミュニティ施設メーカースペース・ノース。

 カフェには家庭用品―コンピューターから家具、自転車、家電製品、衣類など―の修理に必要な道具と、修理の心得があるボランティアが待機。ここへ壊れたものを持ち込めば、彼らが修理に応じたり、持ち込んだ本人が直したりすることができる。

 このカフェのオーガナイザー、マーリット・クイスト=コルベットさんによると、オランダにいる彼女の姪が、2009年に同様のカフェを開店させている。以来このような店がフランス・ドイツといったヨーロッパのほか、アメリカにも広がりつつある。カナダではトロントのほか、モントリオールとガレフにもある。

 修理ボランティアのひとり、アニー・フェンさんは、ものが簡単に捨てられているのを見るのがいやで、自分の裁縫の技術が役に立つのならばと、カフェに参加することにしたという。また、最近はインターネットでも修理方法を検索することもできるし、ものを直すのは意外と簡単なことだと話していた。

 

 

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