2017年2月16日 第7号

 エアカナダは9日、新しい機体の塗装と、職員の制服のデザインを発表した。現行のデザインは2004年に発表されたものなので、約12年ぶりの刷新となる。

 今年はカナダ建国150周年にあたるとともに、エアカナダも創立80周年を迎える。これを機に、厳しさを増す国際線での競争力の強化を目指す。

 機体のデザインは、カナダ生まれでイギリス在住のデザイナー、タイラー・ブリューレさんによるもの。白地の機体に垂直尾翼、胴体下面、およびエンジンが黒で塗装される。また尾翼に描かれる同社のロゴ(メープルリーフ)は、現行の立体的なデザインから赤一色の平坦なものになる。またその周囲を赤い円が囲むなど、1990年代後半から2004年まで使用されていた、現行デザインの前のものによく似ている。

 そのほかの新デザインの特徴としては、機体後部に記載される機体番号の横に、同じくカナダの大手航空会社ウェストジェットの機体のように、カナダ国旗があしらわれる。

 同社が保有する飛行機は300機ほどだが、全機が新デザインになるには4年ほどかかる予定。

 また2万人を超える同社職員の制服のデザインを手がけたのは、カナダ人デザイナーのクリストファー・ベイツさん。こちらのほうは、今年中に移行が完了する予定。

 機内食については、プレミアム・メニューをBC州のシェフ、デビッド・ホークスワースさんが監修したほか、ケベック州出身のソムリエ、ベロニク・リベストさんが料理に最適なワインを選んでいる。

 

 

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