2017年2月2日 第5号

 ブリティッシュ・コロンビア州ローワーメインランドでは、厳しい冷え込みのために道路の舗装が部分的に剥離し、いわゆるポットホールと呼ばれる『穴』が多発している。

 同州サレー市は、昨年12月からの約1カ月間で約2500カ所もの『穴』の補修に追われたという。ちなみに昨シーズンの同時期に発生した『穴』は、800カ所足らずだった。今後も冷え込みが戻ってくれば『穴』の発生は続くとみている。

 舗装が剥離するのは、舗装面の下にたまった水分が凍ることで膨張、その上のアスファルトを押し上げることが原因。この『穴』を完全に修復するためには、その周辺のアスファルトも切り出し、高温で溶かしたアスファルトを敷きなおす作業が必要となる。そのため寒さがゆるむ春までは、本格的な工事ができないのが現状だ。

 バンクーバー市でも、道路の『穴』については常に状況をモニターして、修復が効果的に行えるよう努力していると話している。またそのためには、市民からの情報提供も役に立っていると付け加えていた。

 

 

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