2017年1月26日 第4号
カナダ銀行は18日、金利を現行の0・5パーセントのまま据え置くと発表した。これで12回連続の据え置きとなる。
今回の金融報告書では、2017年のカナダの国内総生産(GDP)は2・1パーセントと前回報告書よりやや上方修正。2018年は2・1パーセントと変わらなかった。
ただトランプ次期大統領(18日時点)が言及しているアメリカ保護主義政策がカナダ経済にどのような影響を及ぼすかは不明として、「金利引き下げも視野に入れている」と必要であれば金利を引き下げる用意があると、スティーブン・ポロズ総裁はこの日の記者会見で語った。アメリカの経済政策がどのようにカナダ経済に影響するか不明の間は、当分引き下げの用意をしておくとの見解も語った。
カナダが前回に金利を引き下げたのは2015年7月。0・25パーセントまで引き下げた。