2017年1月12日 第2号

 ブリティッシュ・コロンビア州バンクーバー市内のトラウト湖が、20年ぶりに十分な厚さの氷に覆われた。

 バンクーバー公園委員会は4日、厚さが12センチ以上に達したことを確認した上で、スケート禁止の看板を撤去した。ちなみに、前回このような氷が張ったのは1996年のことだった。

 同公園委員会は市内の池や湖の氷の厚さを定期的に測定しているが、トラウト湖が安全基準である12センチを超えた市内最初の湖となった。

 スケートが解禁となったと同時に、多くの市民が湖の上でスケートなどを楽しんでいた。なお湖には係員などは配置されないため、同委員会は各自が注意してスケートを楽しむよう呼びかけていた。

 しかし8日には気温が上がったことと、週末の人出が多くコンディションが悪化したことから、湖は再び閉鎖されることになった。湖畔には立ち入り禁止のテープが張り巡らされ、無断で立ち入る者がないようにライフガードが定期的に見回っていた。

 なお、同じように5日から解禁となったコキットラム市のコモ湖は、今のところ閉鎖されていない。

 

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