2017年1月1日 第1号

 ブリティッシュ・コロンビア州バンクーバー国際空港は、カナダ国内で初となる、自閉症の人とその家族に対する空港での優先手続きプログラムを開始した。

 この優先プログラムのためのシールを搭乗券に貼ることで、搭乗手続きから手荷物検査、税関などを優先的に済ませることができ、当人への精神的負担を減らすことができるという。

 この「バンクーバー国際空港(YVR)自閉症アクセス・ステッカー」は、同空港とカナックス自閉症ネットワークが共同で開発している、自閉症の人とその家族に旅行の利便性を提供する「私も飛べる(I CAN FLY)」プログラムの一環として実現された。

 クレイグ・リッチモンド同空港会社社長はプレスリリースの中で、この空港が目指すのは全ての人に利用される空港であり、カナックス自閉症ネットワークとの協力によって、また目標に近づいたと説明している。

 また同ネットワークのケイティ・ハランディ社長兼CEOも、これにより自閉症の人とその家族にとって旅行のストレスを軽減することができたとコメントしている。

 

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