2016年12月22日 第52号

 アメリカの調理器具メーカー、クイジナートは13日、回転刃が欠損する恐れがあるとして、同社のフードプロセッサーをリコールすると発表した。

 合計800万個の製品がリコールされ、カナダでは約30万個が対象となる。

 フードプロセッサー内で食材を刻む回転刃が、使用を続けているうちにリベット止めされた部分からひびが入り、欠けた回転刃の一部が調理された食材に紛れ込む可能性がある。同ブランドを製造販売しているコンエアー社に、何十件もの被害の訴えが寄せられたという。

 不具合が発生する回転刃は、湾曲した二枚刃で、ベージュ色の回転ハブに4本の銀色のステンレス製リベットで固定されている。カナダ保健省は、この製品の使用を直ちに中止して、メーカーに連絡を取り、回転刃を無料交換してもらうよう呼びかけている。

 対象となる製品の番号は、以下のとおり。

CFP-9, CFP-11 DFP-7, DFP-11, DFP-14, DLC-5, DLC-7, DLC-8, DLC-10, DLC-XP, DLC-2007, DLC-2009, DLC-2011, DLC-2014, DLC-3011, DLC-3014, EV-7, EV-10, EV11, EV-14 KFP-7 MP-14

 これらの番号は、製品の底のクイジナートのロゴとともに記されている。

 製品の販売時期は、1996年7月から2015年12月の間。デパートやキッチン用品店などのほか、インターネット上でも販売されていた。

 カナダ国内では11月末の段階で、2件の口内裂傷や歯の欠損など10件の事故が報告されている。

 

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