2016年12月22日 第52号

 ブリティッシュ・コロンビア州バンクーバー市の公園やレクリエーションセンターなどを管理するバンクーバー・ボード・オブ・パークス&レクリエーション(バンクーバー・パークボード)の議長に14日、グリーン党マイケル・ウィービー氏が選出された。

 選挙により市民に選ばれた7人で構成される同委員会は、これまではNPA(ノン・パルティザン・アソシエーション)に所属する委員が4人、グリーン党2人、ビジョン・バンクーバー1人で、過半数を持つNPAから議長が選出されていた。しかし、今回はNPAから無所属となったエリン・シャム氏がウィービー氏支持に回ったため、グリーン党から初選出となった。

 ウィービー氏はボードの委員としては当選1期の35歳。「全委員と協力して委員会を進めていきたい」と意気込みを語った。

 当面の問題は、バンクーバー水族館でのクジラやイルカなどのクジラ類の保有の是非と、市内のレクリエーションセンターの共同管理体制の解決となる。

 バンクーバー水族館については、今年11月に2頭の白イルカが相次いで原因不明で死亡。水族館でのクジラ類保有の是非に再び脚光が当たっている。

 

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