2016年12月22日 第52号
ブリティッシュ・コロンビア州バンクーバー市グレゴール・ロバートソン市長とBC移民サービスコミュニティ、女性虐待サービスソサエティは10日、反差別運動101日アクションへの参加を呼びかけた。
12月10日は国連が定める国際人権デー。この日から、3月21日の国連国際人種差別撤廃デーに向け、バンクーバー市民に101日間の人種差別撤廃に向けたアクションを起こす運動に参加するよう呼びかけた。
ロバートソン市長はバンクーバーもこの1年間世界からの難民を受け入れ、これらの新移民が安心して市のサービスを受けられるよう市民の協力が必要と語った。
この運動では、差別的な行為に対して声を上げたり、コミュニティ間に橋を架ける働きをしたりするなど、毎日自分にできる差別をなくすための行為をするよう呼びかけている。
差別には厳しい目を持つカナダ内でも、さまざまな差別はまだまだ存在する。特に最近では、中国系カナダ人を狙った差別的行為がリッチモンド市で相次ぐなどの事件が発生している。今こそ、コミュニティの反差別に対する結束が必要となっている。