2016年12月22日 第52号

 テラネット‐ナショナルバンクが14日に発表したカナダ住宅価格指標によると、11月のバンクーバーの住宅価格は前月比で1・3パーセント下落、一方でオンタリオ州トロントは1・1パーセント上昇した。バンクーバーは2カ月連続の下落、トロントは10カ月連続の上昇となった。

 同指標は国内11都市を対象としている。全国平均では0・2パーセントの上昇で、最も上昇率が高かったのはオンタリオ州ハミルトン市の1・4パーセント。ケベック州モントリオール市も0・9パーセント、アルバータ州カルガリー市で0・7パーセントの上昇となった。一方下落幅が大きかったのはオンタリオ州オタワ‐ガティノー市で0・8パーセント減だった。

 前年同月比では全国平均で11・9パーセント上昇、トロントでは34・6パーセント、バンクーバーでも19・5パーセント上昇した。モントリオールも14パーセント上昇している。

 また住宅価格については、カナダ不動産協会が15日に2017年の全国不動産状況の予測を発表。注目はブリティッシュ・コロンビア州とオンタリオ州。BC州では販売数は12・2パーセント減少、価格は7・8パーセント下落すると予測している。オンタリオ州は販売数では2・7パーセント減少するものの、価格は1パーセント上昇すると予測している。

 

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